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京都の遊び場と植物

京都(京都市)の遊び場と植物

双ヶ丘(双ヶ岡、雙ヶ岡)

双ヶ丘(双ヶ岡、雙ヶ岡)は、国指定の名勝です。

双ヶ丘の魅力は、なんといっても自然の豊かさです。春になると桜が咲き、梅やツツジも彩りを添えます。夏は深い緑に包まれ、秋には色とりどりの紅葉が山全体を染め上げます。冬には、澄んだ空気の中で遠くまで景色が見渡せ、京都の街並みや比叡山、大文字山までもが見えることもあります。鳥のさえずりを聞きながら、木漏れ日の中を歩いていると、まるで時間が止まったかのような気持ちになるのです。 歩きやすい道も整備されていて、初心者でも安心して登ることができます。「つれづれの道」と名づけられた遊歩道は、兼好法師の『徒然草』からヒントを得た名前です。自然の中をのんびり歩きながら、彼が綴った言葉を思い出すと、なんだか心が落ち着きます。道の途中には「はなみのひろば」や「こもれびのひろば」といった小さな広場もあり、ちょっと休憩したりお弁当を広げたりするのにもぴったりです。ベンチやあずまやも整備されているので、無理せず自分のペースで楽しめるのもいいですね。


北から順に一の丘(いちのおか)、二の丘(にのおか)、三の丘(さんのおか)と丘が並んでいます。 正式名称は雙ヶ岡。雙ヶ岡の表記は、双ヶ丘、双ヶ岡、双岡、並岡、雙丘、双岳とたくさんあります。
双ヶ丘には6世紀後半から7世紀前半に築かれた24基の古墳があります。
双ヶ丘はちょっとした運動に最適です。気軽に自然の中を散歩することができます。

双ヶ丘(雙ヶ岡、双ヶ岡)へ 京都市右京区

平安時代、この双ヶ丘は貴族たちの別荘地としても愛されました。右大臣だった清原夏野という人物がこの地に山荘を構え、亡くなったあともその邸宅跡が寺院として引き継がれ、やがて「法金剛院」というお寺になったと伝えられています。また、鎌倉時代の有名な随筆『徒然草』を書いた兼好法師も、この双ヶ丘のふもとに庵を結んで隠れ住んでいたという話があります。静かな丘の上で、彼はどんなことを考えていたのでしょうか。そんなことを想像しながら歩くのも楽しいものです。
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